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『欲望する脳』(2024.6.20)

『欲望する脳』
茂木健一郎(著) 集英社新書(Amazon:https://amzn.to/450tST9

脳科学者として著名な著者が、現在の社会問題に脳科学の見地から解決のヒントを示した一冊。気になった記述をいくつか示すと、

■人間をはじめとする動物の欲望の根底には、自他の区別がある。欲望は、その基本的な形式において、必ず自己とは峻別される「他者」に対して向けられる

■他人に対しては、やったことは基本的に返ってこない。この点にこそ、自他の区別の上に立つ欲望が潜在的に抱える脆弱性がある

■現実世界は時に過酷であり、物理的法則の進行は意味の世界の脈絡など顧慮してくれない。だからこそ、人間は、夢の中で、現実の消息ではなく、詩的真実をこそ抱くことを願う

■元来、脳の中で「報酬」を表すドーパミンは、「サプライズ」を好

むように設計されている

などですが、著者が指摘する「欲望奨励の資本主義社会」でどう生きていけばいいのか、そのヒントが書かれたオススメの一冊です。