『デジタル時代の「集中力」の科学』
グロリア・マーク（著）　日本経済新聞出版（Amazon：https://amzn.to/3WdLkAZ）

デジタル機器の集中力への影響と、生産性の真実、どうやって現在のデジタル環境下で集中力を維持するのか、心理学・情報科学のエキスパートが述べた一冊。気になった記述をいくつか示すと、

■いったんタスクを中断すると、ほかのタスクに集中を切り替え、もとのタスクに戻るまでに、少なくとも25分以上かかってしまう
■私たちがコンピュータやスマートフォンを使うときの集中時間はいまや異常なほど短くなり、平均47秒だ
■一度使ってしまった集中リソースを回復するには、補充するしかないのだ。休憩をとってリフレッシュしなければいけない
■２つの異なるタスクを同時にこなしても成果が落ちないのは、少なくとも一方のタスクがほとんど、あるいはまったく努力を要しない場合のみ

何が働く人間の幸福度アップにつながるか、どうすれば集中力を上げられるかなど、科学的知見が述べられたオススメの一冊です。