『人は感情によって進化した』
石川　幹人（著）　ディスカヴァー・トゥエンティワン
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超心理学研究の第一人者である著者が、どんな時代にどんな感情を持てば適応しやすいか、どんな組織を作れば環境変化に耐えうるかを示した一冊。特に気になった記述をいくつか示すと、

■感情が高ぶっていると、記憶や学習の効果が向上する

■（不安解消の）考えられる対策は、危険とされる事物を調べて「危険でない」と確認すること

■嫉妬は、自分のところに来た可能性のあった利益が、他のところにまわってしまった時に、それを自分のところに呼びこむ感情

■集団のメンバーの自己呈示欲が強いと、集団の協力が促進されます。メンバーの特徴が明確になれば、分担作業がうまくいくから

■裏切った人と周りの人との間で、「裏切り⇒感情表明⇒つぐない⇒ゆるし」のような手順がなされれば、裏切った人は再び、集団のメンバーとして働けます

仕事や人生に関する悩みを解決するのに、オススメの1冊です。