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『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』(2020.12.10)

『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』
大山健太郎(著) 日経BP
(Amazon:https://amzn.to/2JBuMzA

コロナ禍でも業績絶好調のアイリスオーヤマ会長が、自ら心掛けてきた「ピンチが必ずチャンスになる経営」について解説した一冊。

■味方と思っていた問屋との信頼関係が失われ、一瞬にして利益や販路が消え去ってしまった。あの時代、問屋自身も生き残るためにそうせざるを得なかったのだが、経営において、何かに依存することは極めて危険であり、主導権を持つことの重要性を痛感した

■これから必要なのは、チャンスロスをなくす仕組み。「この製品を市場に投入すると売れるのはほぼ間違いないが、今の当社には余力がない」という状態をなくす。市場は泡風呂のように、あちらで勃興したり、こちらで勃興したり、そしてしばらくすると市場が突然消えたりする。泡が見えてから、一から準備しても遅い

■7割の稼働率にしておけば、「いざ拡販」というときに、「100%÷70%=1.42」で、5割増に対応できる

などが、不況時でも利益を出すために、どのような仕組みを構築しておくべきか、とても勉強になるオススメの1冊です。

いかなる時代環境でも利益を出す仕組み