『ハーバードメディカルスクール式　人生を変える集中力』
ポール・ハマーネス他（著）　文響社
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ハーバード大学医学部精神医学准教授とコーチ養成学校ウェルコーチズ創設者兼ＣＥＯが、集中力を高めるための秘訣について解説した一冊。個人的に気になった記述をいくつか示すと、

■ほぼ誰もが、人生のどこかの時点で注意欠陥多動性障害（ＡＤＨＤ）に似た症状を体験するといってよい。ＡＤＨＤの症状には、忘れっぽい、衝動的、ものをなくす、不注意なミスをする、すぐ気が散る、集中できないなどがある

■不安や悲しみ、怒りなど感情的な反応をしているとき、私たちはきちんとものを考えられていない

■人間は強みを生かせる活動には興味を持って没頭できるが、苦手なことをするとエネルギーを奪われ集中力を保ちにくくなる

■何より大切なのは、内面にやる気をかき立てる──思考を整理したいと思わせる何かを見つける──ことだ

「思考を整理する６つの法則」が1つずつ説明され、読者が集中力を高めるためのヒントを提供してくれる１冊です。