『見える化　強い企業をつくる「見える」仕組み』
遠藤　功（著）　東洋経済新報社
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欧州系最大の戦略コンサルティング・ファームの日本法人取締役会長を務めた著者が、現場の問題や状況、顧客、知恵、経営などのさまざまなものを可視化する「見える化」を実践するための体系とポイントを示した一冊。気になる記述をいくつか示すと、

■「見える化」を実現するために必要なもの
１．「見せよう」とする意思　２．「見える」ようにする知恵
■「見える化」の基本は、相手の意思にかかわらず、さまざまな事実や問題が「目に飛び込んでくる」状態をつくり出すこと
■「見える化」のカテゴリー
１．問題の見える化　２．状況の見える化　３．顧客の見える化
４．知恵の見える化　５．経営の見える化

などですが、異常をすぐさま察知できる仕組みを作り上げたトヨタ、泥臭い情報収集で「顧客の見える化」を実現したシマノなど、大小様々な企業の実践例が掲載されており、オススメの一冊です。