『数字にだまされない本』
深沢真太郎（著）　日本経済新聞出版
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国内初の「ビジネス数学検定」１級ＡＡＡ認定者であり、ビジネス数学教育家・作家である著者が、ビジネスの現場でありがちな数字のトリックを見抜く方法を説いた一冊。気になった記述は、
■「当社の製品は、顧客満足度がなんと90％！」というフレーズだけでは、もとの数がいくつなのかがわかりません。
■キラーフレーズは「その数字の定義を教えてください」
■あなたが今後なんらかの数字にだまされるとしたら、それは次の２つのパターンが考えられます。（１）その数字自体がウソである場合　（２）その数字の定義や前提があなたの認識と違う場合
■注釈や断り書きを必ず確認すること
■平均値にだまされないための２つの質問　「ちなみに中央値はいくらなのでしょうか？」　「最大値と最小値はいくらでしょうか？」
などですが、累計の罠、平均の罠、単位の罠など、よくある数字トリックが解説されており、ビジネス教養としてオススメの一冊です。