『超ファシリテーション力』
平石直之（著）　アスコム
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テレビ朝日の「トークがうまい男性アナウンサー」ランキングで圧倒的1位に輝いた著者が、場をうまくまとめていくファシリテーション力について解説した1冊。気になった記述をいくつか示すと、

■ファシリテーターは、参加者にとってベストな環境を整え、気分をノセていくことが求められます。そのために有効な手法が、「反復」と「要約」と「同調」

■ファシリテーターがあえて発言を積み重ねることで、相手に頭のなかを整理する時間を与える

■一人＝一見せ場”を意識して、時間の配分を考えましょう

■議論のムードが悪くなってきたときには、ファシリテーターは「どこならわかりあえるか」を探す

などですが、話し手の思考を妨げない声掛けの技術や、時間稼ぎのトーク、会話に入るのが苦手なゲストの扱い方、感情的になった議論の収め方、脱線した議論を元に戻す方法など、とても実践的な内容で、会議やセミナーなどで場を仕切る人に、オススメの１冊です。